在宅勤務(テレワーク)には賛否両論ありますが、私が在宅勤務を1ヶ月やってみて改めて分かったことを書いてみたいと思います。
デメリットはありますがメリットもたくさんありますので、「私も在宅勤務やってみようかなー」というきっかけになれば幸いです。
生活面と仕事面の二面に分けて書いていきます。
目次
在宅勤務の生活面のメリットとデメリットまとめ
生活面は、会社で勤務するときとは全く違いました。
メリット1:朝のんびり支度できる
通勤がないので、通勤時間分をまるまる朝の時間に充てることができます。
なんなら、始業10分前まで寝てることも可能です。
ビデオ会議が無い日なら、着替えたり髪をセットしたりすることも不要ですよね。
かなりゆったりとした朝を過ごすことができます。
通勤が片道1時間かかる人なら往復で2時間分の時間が浮くことになりますので、この2時間を有意義に使えるというのは在宅勤務をする上での一番のメリットではないでしょうか。
メリット2:好きな服装で仕事ができる
在宅勤務なら人と会わなくて済むので、自分の好きな普段着で仕事をすることができます。
「いやいや、ビデオ会議があるからスーツ着ないと怒られるのよ」
という方は、ビデオ会議があるときだけスーツやジャケットなどの上着だけを羽織ればいいですね。
カメラに全身が映るわけじゃないので、まずバレないです。
なんなら、一日中パジャマでいることも可能なので、かなり楽ですね。
メリット3:昼間に洗濯ができる
昼間家に居るということは、昼間に家事ができるということです。
つまりは、洗濯が昼間にできるってことです。これは結構ありがたいです。
会社に行ってると、昼間に外干しなんてできませんよね。
「今日はいい天気だから布団干したいなー」なんて思っても、会社に行ってれば叶わぬ夢なわけです。
でも、一日中家に居る在宅勤務ならそれが可能です。
ポカポカなお日様の元、ベランダに天日干ししてカラッカラに干すことができます。
これまでのように夜に洗濯して乾燥機や除湿器を駆使して、いやーな部屋干しのニオイと戦う生活からは、もうオサラバですよ。
メリット4:飲み食べが自由にできる
自分の家の中にいるわけですから、飲食が自由です。
そりゃもう好き勝手に自由です。
上司の目も同僚の目も、誰にも気を遣わず仕事しながら飲み食いできる点が最高です。
なんなら、ビール片手に仕事したってだれにも怒られません。
あ、もちろんビールは極論なので、ホントにしちゃだめですよ。倫理的にだめです。あくまで仕事は真面目に取り組みましょう。
メリット5:ベッドで昼寝ができる
仕事中に 昼休みとかの休憩中にベッドに横になって昼寝ができます。
これ、会社では絶対にできないことですよね。在宅勤務ならではの休憩方法です。
会社でちょっと寝ようと思ったら、椅子に座ったまま固いデスクの上に突っ伏して猫背になって寝る感じですよね。これは結構つらいです。
その点、家ならベッドでも布団でもコタツでもカーペットでも人をダメにするクッションでもハンモックでも、好きなところでゴロゴロ休憩できます。最高ですよね。
メリット6:宅配便をいつでも受け取れる
地味に嬉しいメリットです。宅配便を時間してしなくてもいつでも受け取れます。
再配達されないようにあらかじめ時間指定したり、うっかり残業してしまって家に帰れず再配達をお願いするってことよくありますよね。
在宅勤務ならいつでも宅配便が受け取れます。
あ、でもビデオ会議中とかは無理かもですね。ちょっとトイレ…って言ってごまかせば行けなくもない…かな?
ここまでが私が感じたメリットです。
次にデメリット行きます。
デメリット1:昼食を自分で用意しないといけない
昼食の準備が面倒です。
在宅勤務最大のデメリットと言っても過言ではないです。めっちゃ面倒です。
普段お弁当を作って持っていく方なら昼食を作るのは慣れているかもしれませんが、
社食や近所のカフェを利用していたり、お弁当屋さんやコンビニで買ってきてる場合など、自分で昼食を準備する習慣のない人間にとってはマジで地獄です。
カップ麺、インスタントラーメン、菓子パンとかが手放せなくなります。
圧倒的野菜不足ですね。
ちなみに私の最近のお昼は、キムチ(ご飯がススムくん)と白ごはんだけなので、栄養ヤバイです…
デメリット2:水道光熱費がかかる
水道光熱費が自己負担です。
昼間の電気代って高いんですよね。
日中ガンガンエアコン入れてると電気代が毎日数百円上乗せされ続けます。
加えて、部屋の照明・パソコンの電気代・トイレの水道費なども普段は会社が負担するべき水道光熱費が諸々自分に降りかかってきます。
もちろん、これらの手当てが支給される会社もあると思いますが、私の会社は手当てが全くないので、結構きついですね。
デメリット3:隣人がうるさいと地獄
隣人がうるさいと最悪です。
平日の昼間って大体は誰もいないですよね。大人は仕事に行ってるし子どもは学校に行ってます。
なので、在宅勤務は快適にできるはずなんです。
しかし、新型コロナウイルス対策で外出自粛の今、
在宅勤務する大人が増えて、子どもも休校で家に居ますよね。
なので、平日の昼間は隣人がガヤガヤしてる確率が上がっています。
万が一隣人がうるさかったら…耳栓でもして凌ぎましょうか。
デメリット4:運動しなくなる
ずっと家に居るので、運動を全くしません。
なので、太ります。
私は在宅勤務1ヶ月でなんと2キロ太りました。
運動をしない原因は大きく2点あると考えています。
- 通勤が無くなったため、歩かなくなった
- 会社の中では歩き回る機会があるが、家の中は座りっぱなし
通勤はウォーキングを兼ねている人もいると思いますので、通勤が無くなって歩く機会がなくなるという点が、運動不足の大きな引き金になっていると感じます。
以上が、生活面でのメリットとデメリットです。
個人的には、デメリットよりもメリットの方がはるかに大きいと感じています。一番は通勤に費やしていた時間を有効活用できるようになったことですね。
在宅勤務の仕事面のメリットとデメリットまとめ
次は仕事面でのメリットとデメリットです。
メリット1:実働2~3時間で済む日がある
恐らく多くの方が1日7~8時間労働ですよね。(残業除く)
でも在宅勤務をしていて感じたことは、
1日8時間も仕事する必要なくない!?
という点です。
やってみて分かったんですが、実は仕事の多くって
本気で集中してフルパワーでやれば、短時間で終わっちゃうんです。
私が実際そうなんですけど、私だけじゃなく多分多くの人が
心のどこかでブレーキをかけているんじゃないかと思います。
仕事を早く終わらせたところで、暇そうにしてたら他の仕事を振られるとか、結局定時までは会社に居なくちゃいけないとかで、
実は2~3時間で終わる仕事を、無意識に8時間かかるように引き延ばしていた
なんてことがあるんじゃないかなと思います。
でも在宅勤務なら、2~3時間で終わって残りの5時間をダラダラ過ごしていてもバレませんからね。
1日の終わりに今日の成果物をちゃんと提示できればいいので、
実働が2~3時間で終わってあとはゲームする、なんて日もできちゃうんです。(もちろん、それが毎日ではないですが)
ただしこれは職種にもよります。私のようなプログラミングが成果物で一人で黙々と作業するような仕事の場合は当てはまりますが、
一日中会議でスケジュールがびっしり埋まってる人や、ひっきりなしに顧客やユーザーから電話がかかってくるような人には当てはまらないので一概には言えませんが、
8時間働かなくてもいい日もあるよっていう点が在宅勤務の最大のメリットです。
メリット2:余計な仕事が増えない
在宅勤務をしていると、余計な仕事を降られる回数が激減しています。
恐らく、コミュニケーションが取りづらいので、どうでもいい仕事 ちょっとした仕事を振るのが面倒くさいんだと思われます。
自分が本当にするべき仕事に集中して取り組める環境になるので、かなり精神的にも快適です。
メリット3:集中できる
基本一人なので、かなり集中できます。
というか、集中を阻害する要因が無いと言い換えたほうが良いかもしれません。
人から声をかけられることがありませんから、集中が途切れることがありません。
チャットやメールはバンバン来ますけど、緊急の要件以外は自分の好きなタイミングで読んで返せばいいですからね。
あと、在宅勤務なら自分の好きな音楽をかけながら仕事をして、集中力を高めることもできます。
会社で音楽をかけたりイヤホンをして仕事をしてたら多分怒られますからね。
ちょっと疲れたらクラシックとかを聞いて脳をリフレッシュさせることも手軽にできます。
メリット4:電話会議中に内職しててもバレない
会社の会議って、何で自分が呼ばれたのか分からない会議ってありますよね。
そんな会議でも、「俺関係ねーよなー」ってカタカタ内職してたら怒られてしまいます。
どんなに興味のない内容でも一生懸命に聞いてるフリをしなくちゃいけないんですね。
(そんな会社まだあるのかって?私の会社ですよ、えぇ…)
無駄な1時間とか2時間とかを過ごすわけですが、電話会議ならそんな心配から解放されます。
とりあえず「ふんふん」と相槌を入れつつ、自分は全然違う作業をしていても全くバレないので、無駄な会議に参加させられるストレスに悩まされることが無くなります。
ここまでが私が感じたメリットです。
次にデメリット行きます。
デメリット1:ちょっとしたコミュニケーションが取りにくい
メリットの2番目でも少し触れましたが、コミュニケーションが取りにくいです。
基本的にはチャットツールかメールという文章でのコミュニケーションが主なので、軽く「これ何だっけ?」って聞くのもちょっと面倒です。
なので、「聞きたいけど、まぁいっか」で済ますことが多くなります。
また、文章でのやり取りだと意図を汲み取りづらくて意識のズレが発生しやすくなります。
もしLINEやSkypeなどで気軽に電話ができるなら、重要な話は電話で会話したほうがいいかもしれません。
デメリット2:孤独感に襲われる
会議が無い日だと、誰とも話す機会が無いのでちょっぴり孤独を感じます。
そしてこれが数日続くと、「みんな何やってるんだろう?元気かなー」とか、ガラでもなく同僚のことを考え始めたりします。
つまり、寂しいんですよね。
そして、周りが何してるか分からないという点も孤独感が増える要因の一つです。
会社にいるときは、辺りを見渡せば誰が何をしているか大体分かったものですが、在宅勤務だと誰が何をしているのか、さっぱり見えないんですよね。
なので、
- 自分はこの仕事だけをやっていて本当にいいんだろうか?
とか、
- 他の人はもしかして重要な仕事をやっていて自分だけ連携取れてないんじゃないか?
とか色々な不安が襲ってきます。
その多くはただの杞憂なんですが、こんな感情に陥ってしまうこともあります。
デメリット3:会社の設備や備品が使えない
何気に、家の中にある消耗品の減りが早くなります。
上に書いた水道光熱費の件と関連するのですが、会社にいるときは付箋紙とかメモ帳とかペンとかそういった仕事で使うモノは会社で支給されていましたが、
在宅勤務の場合は私物を使うことになります。
使うと言っても、ペンとか紙とかは、金銭的な面では大した出費ではないのですが、
もし家にない場合、切らしてしまった場合は自分で買いに行かないといけないという手間が発生します。これが地味に面倒だったのでデメリットの一つであると感じました。
以上が、仕事面でのメリットとデメリットです。
個人的には、仕事面においてもデメリットよりもメリットの方がはるかに大きいと感じています。一番は実働2~3時間で済む日があるという点です。
別に監視カメラで見張られているわけじゃないので、1日の予定さえ終わらせてしまえばあとは何してようが自由ですからね。
まとめ
今回は、私がテレワーク(在宅勤務)を1ヶ月やってみて改めて分かったメリットデメリットを生活面と仕事面に分けて書いてみました。
みなさんに当てはまる点も当てはまらない点もあるかと思いますが、これを機に、「意外とメリットあるな!?私もやってみようかな?」と思って頂けたら幸いです。
なお、テレワーク(在宅勤務)を始めるにあたって用意しておいたほうが良いグッズをまとめましたので、こちらもぜひご覧ください。
それと、在宅でできる副業についてもまとめてみましたので、隙間の時間にお小遣い稼ぎしてみてはいかがでしょうか。
今回の内容を以下にまとめます。
<生活面のメリット>
- 朝のんびり支度できる
- 好きな服装で仕事ができる
- 昼間に洗濯ができる
- 飲み食べが自由にできる
- ベッドで昼寝ができる
- 宅配便をいつでも受け取れる
<生活面のデメリット>
- 昼食を自分で用意しないといけない
- 水道光熱費がかかる
- 隣人がうるさいと地獄
- 運動しなくなる
<仕事面のメリット>
- 実働2~3時間で済む日がある
- 余計な仕事が増えない
- 集中できる
- 電話会議中に内職しててもバレない
<仕事面のデメリット>
- ちょっとしたコミュニケーションが取りにくい
- 孤独感に襲われる
- 会社の設備や備品が使えない