「基本情報・応用情報に最短で合格するための効率的な勉強方法ってあるの?」
はい、あります。
今からお伝えする勉強法であれば、半分以下の時間(勉強量)で合格することができるかもしれません。
その勉強法とは、
過去5年分の過去問をひたすらやるだけ です。
「まずは参考書を買って勉強から」なんてことは不要です。参考書は必要ありません。
名付けて、
過去問やればギリ受かる作戦です。
あくまで基本情報・応用情報に最短で効率的に合格するための手法であり、この方法では知識は身に付かない可能性が非常に高いです。
何らかの事情で(合格しないと昇進できないなど)、形だけでも絶対に合格しないといけない方に向けた勉強法です。
そして、この勉強法は合格を約束するものでは決してございません。あくまで、効率的に(最短で)合格するためのテクニックを書いているものです。
目次
基本情報・応用情報技術者試験に最短で合格する勉強法【試験対策】
今回紹介する過去問やればギリ受かる作戦は、100点を目指しません。
基本情報・応用情報は午前・午後試験ともに60点取れば合格ですから、この60点を目指して省エネで合格を目指します。
基本情報・応用情報の最も効率の良い試験対策は、過去問をひたすらやること
まず、基本情報・応用情報技術者試験の特徴として、
“過去問と同じか、似た問題が頻繁に出題される” という特徴があります。
問題の7~8割くらいは、過去に出た問題そのままか、選択肢を変えただけか、問題文をアレンジしただけの問題がほとんどです。
なので、過去問の問題と答えを覚えてしまえば、比較的簡単に合格できてしまうのです。
これが、冒頭で紹介した「過去5年分の過去問をひたすらやるだけ」の意味です。
100点を目指す必要はない。60点ギリギリ取れればOK
基本情報・応用情報の出題分野は以下の3種類です。
- テクノロジ系
- ストラテジ系
- マネジメント系
60点取ればいいので、苦手な分野は捨てても構いません。
繰り返しますが、60点取れば合格です。100点取る必要なんて無いのです。
例えば「正しいIPアドレスはどれか」とか、「ビット演算の結果はどれ」とか、テクノロジ系では知識ゼロで解くのが難しい問題が出題されます。
もし過去問を解いていて解説を読んでも全く分からなければ、その問題は捨ててOKです。他の分野を勉強しましょう。
逆に言えば、ストラテジ系とマネジメント系は99%暗記で解けます。
文系の人でも、ストラテジ系とマネジメント系をしっかり叩き込めば容易く合格できるでしょう。
反面、理系の人はいくらテクノロジ系が得意でも、ストラテジ系とマネジメント系が暗記できなければ合格は難しいです。
午前の試験対策
午前の試験はマークシート方式の選択問題です。
やることは、
ひたすら過去問を解いて問題文と答えを暗記する
ただこれだけです。
午前試験は、基本的には用語の正しい意味を選択する問題が大半を占めますので、5年分の過去問を頭に叩き込めば70~80点は余裕で取れてしまいます。
選択肢の順番が変わってるだけとか、問題文の言い回しが変わっている問題が多いです。
午前試験は過去問をしっかりやってさえいれば、それほど難なく突破できるでしょう。
午後の試験対策
問題は、午後の試験です。全て記述式なので、それなりに手ごわいです。
午後は、過去問とほぼ同じ内容の問題は出ませんが、考え方(解き方)は過去問と同じようなものが出題されますので、過去問をしっかりやり続ければ合格できるはずです。
ポイントは、
ストラテジ系とマネジメント系に勉強時間をかけてパーフェクトにする
ことを目指すのが最も効率がいいです。テクノロジ系は時間があれば勉強する程度にとどめておいたほうが良いでしょう。
全ての分野に中途半端に手を出すことは避けてください。
午後の試験は午前よりも難度が高いです。午前試験のように選択肢を暗記するだけでは突破できないので、得意な分野だけ完璧にやるのが鉄則です。
ストラテジ系とマネジメント系を推す理由は、短期間の勉強でも暗記で突破できるからです。反面、テクノロジ系は知識の積み重ねが必要です。
大学や会社で実践経験がある人ならテクノロジ系は理解が早いですが、そうでない方には短期間の勉強でテクノロジ系を解くのは相当に難しいです。
なお、応用情報の場合は10問中4問を自分で選択する方式です。(第1問は必答。)
4問全てマネジメント系・ストラテジ系を選択すれば、文系の方でも突破できます。
1つ前の試験(令和1年秋期)の出題分野は以下の通りです。
第1問(必答) | 情報セキュリティ |
第2問 | 経営戦略 |
第3問 | プログラミング |
第4問 | システムアーキテクチャ |
第5問 | ネットワーク |
第6問 | データベース |
第7問 | 組込みシステム開発 |
第8問 | 情報システム開発 |
第9問 | プロジェクトマネジメント |
第10問 | サービスマネジメント |
第11問 | システム監査 |
こちらを見て頂ければわかる通り、第2、9、10、11の4問を選択すれば、テクノロジ系の問題を回避できます。
ストラテジ系とマネジメント系だけで午後の試験を突破できます。
ですので午後の対策としては、使える勉強時間をストラテジ系とマネジメント系に集中してひたすら頭に叩き込む作戦で60点ギリギリ取れるラインを目指しましょう。
今回紹介する過去問やればギリ受かる作戦の勉強法は以上です。
この作戦の実績は?
最後に、この作戦の実績についてなのですが、
この作戦は実は私の会社(部署)に代々伝わる作戦で、これまで数十人規模で実践されてきました。
先輩方の話によると、突破率は午前試験は9割、午後試験は7割らしいです。
実は私はこの作戦を知らず真面目に勉強した派なんですが、正直な話、この作戦のほうが効率がめちゃくちゃ良いと感じています。
ただ、冒頭でも書きましたがこの勉強法は基本の勉強をすっ飛ばしているため、知識が身に付くとは言えないので、スキルアップのために試験に合格したい方にはオススメできません。
あくまで、形だけでも合格したい人には最適な省エネの勉強法です。
まとめ
今回は、基本情報・応用情報技術者試験に最短で合格する勉強法(試験対策)について紹介してみました。
形だけの合格でいいなら、5年分の過去問だけをひたすらやることが最短の道のりです。
勉強する時間がないけどどうしても合格しないといけない方はぜひ今回紹介した過去問やればギリ受かる作戦を実践してみてはいかがでしょうか?
ただし、合格できるかどうかはあなたの暗記力とやる気次第です。(あとは良い問題に当たれるかの運もあるかもですね。)