海外で外出するときパスポートどうしよう・・・?
海外へ旅行や出張に行った際に、パスポートって本体を持ち歩くべきなのか、それともコピーを持ち歩くべきなのか
私が昔パックツアーに行ったときは添乗員さんにコピーを持ち歩くよう言われて、逆に私の会社からは出張中は常にパスポート本体を身につけておけと言われていました。
どっちが正解なのかネットで調べても見解が分かれていたので、海外営業部に所属して年に十数回も海外出張している同期に
結局本体持つの?コピー持つの?ねぇどっち???
を聞いてみましたので、その海外出張プロの同期の見解を書きたいと思います。
※あくまで、海外出張を盛んに行っているイチ個人の見解だという点だけご了承ください。
目次
海外でパスポートは本体を持ち歩くべきか、それともコピーを持ち歩くべきか
同期の見解では、海外では常にパスポート本体を持ち歩くのがベストだそうです。
海外で身分を証明できるものはパスポート本体だけ(コピーでは証明の効力が全くない)
まず、パスポートのコピーには自分の身分を証明する効力がほとんどありません。
実は海外にパスポートのコピーを持って行く最大の理由は、
パスポートを紛失した場合に再発行手続きが比較的スムーズに進むようにするためであって、身分証の代わりにするためではないのです。
もし現地の警察などに呼び止められてパスポートの提示を求められたら、コピーではまず通用しないでしょう。
実際、マレーシアではパスポートの常備携帯が義務付けされており、コピーしか持っていない場合は警察に拘束される可能性が非常に高いです。
普通に歩いていて警察などに呼び止められることは滅多にありませんが、
侵入禁止の場所にうっかり入ったり、酔って歩いたりしていると呼び止められる可能性があるので気をつけましょう。
なお、パスポートを紛失すると、再発行手続きは非常に面倒くさいです。
しかし、パスポートのコピーがあれば、そのコピーの情報をもとに各種手続きが進められるため、再発行までの手間と時間が多少なりとも削減できます。
パスポート本体を見せないと買えない商品もある(お酒やタバコなど)
多くの国では、お酒やタバコ、高価な宝石や金品を買う場合はパスポート本体を見せないと購入することができません。
コピーではダメと言われることがほとんどです。
そのため、コピーしか持っていない場合は諦めるか、ホテルに取りに帰る手間が発生してしまいます。
もしタバコやお酒などを買いたい人は、コピーではなく必ず本体を持っていきましょう。
ホテルのセーフティーボックスがセーフティーじゃない可能性もある
パスポートのコピーを持ち歩く場合は、パスポート本体をホテルのセーフティーボックスに預けるパターンがほとんどだと思いますが、
このセーフティーボックスは安全じゃない可能性もあります。
特に発展途上国のホテルや、先進国でも格安ホテルの場合は、
セーフティーボックスに預けたはずの金品が従業員によって盗難される事件が数多く発生しています。
よほどの高級ホテルでなければ、ホテルのモラルを信用してセーフティーボックスに預けるのはリスクのある行為と考えたほうが良さそうですね。
以上3点が、パスポートはコピーではなく本体を持ち歩くべき理由です。
パスポートはセキュリティーポーチで守ろう
そうは言っても、やっぱりパスポートを持ち歩くとなると、盗難や落としてしまうリスクが心配ですよね。
であれば、カバンや服の内ポケットに入れるのではなく、セキュリティーポーチに入れて首から下げておくのはどうでしょうか。
さらにジャケットなどでポーチ自体も隠しておけば安全度・安心度は向上しますので、心配な方はセキュリティーポーチの利用をオススメします。
以下のような首下げかつスキミング防止タイプが人気があります。
まとめ
今回は、海外ではパスポートの本体(実物)を持ち歩くべきなのか、それともコピーを持ち歩くべきなのかについて、
海外出張のプロである同期に聞いた内容を書いてみました。
結論としては、パスポートは本体を持ち歩くべしという結論です。
<理由まとめ>
- コピーでは身分の証明にはならない
- お酒やたばこ等はパスポート本体が無いと買えない場合が多い
- ホテルのセーフティーボックスは逆に危険かも
持ち歩きに不安のある方は、セキュリティーポーチで守ることを検討してみてはいかがでしょうか。