「スキャナー」
紙をスキャンするのでドキュメントスキャナーとも呼ばれるのですが、
スキャナーを使って何ができるのでしょうか?
そして何がどう便利になるのでしょうか?
本記事では、スキャナーを使うことで得られるメリットや私たちの暮らしがどう変わるのかをまとめてみました。
目次
スキャナーを使うことで得られるメリット
スキャナーとは、紙をスキャンしてデジタル化する機械です。
紙をデジタル化することで、スマホやPC、クラウド上に電子データとして保存することができます。
スキャナーを利用する目的、つまりは紙をデジタル化する目的は大きく分けて2つあります。
- 紙そのものを処分したい
- 利便性を高めたい
それでは、この2つの目的を交えてスキャナーを使うことで得られるメリットについて解説していきます。
メリット1:家の中から紙が消える
家にあふれる紙、紙、紙。
ポストに投函された郵便物やチラシ、子どもが学校から貰ってくる「お知らせ」の書類、買い物のたびに増えるレシート、家電製品の取扱説明書…
取っておくにも場所を取りますよね。
ホントは捨てたいけど、いつか必要になるかもって思うとなかなか捨てられない、
そんな時はスキャナーを使って紙を全部スキャンしてしまいましょう。
スキャンしたら、デジタルデータに変換されてパソコンやスマホに保存されます。
見たいときはパソコンやスマホからいつでも見れるわけです。
つまり、スキャンしてしまえば紙を捨てても問題なくなるということですね。
多分要らないけど、いつか必要になったらどうしよう…そう感じる紙たちはすべてスキャンしてデジタル化してしまいましょう。
はがきも封書も、後でスマホから見返せます。スキャンして捨てましょう。
取扱説明書も、レシートも、チラシも、後で全部見返せます。スキャンして捨てましょう。
スキャンしたデータはOCRという文字認識機能によって自動で文字を認識してくれるので、データを検索することも可能になります。
スキャナーを使えば、家中の不要な紙を心置きなく捨てることができます。
紙で溢れて、管理から目を背けていたフォルダーやバインダーたちはもう必要ありません。
紙が無くなることで、すっきりと見違える部屋に変わることでしょう。
メリット2:使い勝手が向上する
紙をデジタル化するもう1つのメリットは、紙の時よりも使い勝手が高まるという点です。
紙の場合は、その紙自体が手元にないと情報を得ることができませんよね。
つまりは外出時に、家の中の書類を見ることはできないわけです。
でもデジタル化してしまえば、スマホやクラウド上にデジタルデータがあるので場所を問わず見ることができます。
また、データをコピーしたり、家族に送信して共有するのも簡単です。
離れた友人にも、指先ひとつで瞬時にデータを送ることができます。
わざわざコンビニにコピーしに行ったり、家に帰って書類を探すなんて手間がなくなりますね。
スキャナーを使うということは、時短になることにもつながります。
スキャナーの具体的な利用法
とにかく紙であれば何でもスキャンしてデジタル化できますので、紙という紙をガンガンスキャンしていきましょう。
年賀状を管理する
年賀状って捨てにくいですよね。
年々増えていくのでいつかは捨てないとと思っていても、きれいなイラストや写真入りの年賀状は特に捨てにくい。
でもスキャナーでスキャンしてしまえば、何年前のものでもずっと保存できます。
後で見返すことも、年賀状ソフトを使えばOCRにより住所録を自動で作ったり、お年玉くじの当選を自動で判別したり、年代別でフォルダ分けすることもできちゃいます。
この際、スキャナーで全部スキャンして、はがきはシュレッダーにかけてしまいましょう。
名刺を管理する
ビジネスマン、特に営業職の方なら名刺の管理は大変ですよね。
スキャナーで名刺をスキャンしてデジタル化しておけば、名刺を持ち歩かなくてもスマホで名刺データを閲覧できます。
Eightなどの名刺アプリに登録するのも簡単です。
カメラで1枚ずつ撮るのは大変ですが、スキャナーを使えば大量の名刺も一気にきれいにスキャンできます。
家計を管理する
家計管理の最大の敵は数値の入力ですよね。
ノートに手書きの人も、Excelを使ってる人も、家計アプリを使ってる人も、金額の入力は非常に面倒です。
でもレシートをスキャンして家計アプリと連携すれば、OCRによって自動で数値が入力されていきます。
もう数値入力なんて苦行をしなくて済むわけです。
大量のレシートを一気にスキャンするだけで、家計の管理はバッチリです。
写真を管理する
昔懐かしい、フィルム写真を現像した紙の写真もスキャンしてデジタル化できます。
しかしそのままスキャナーでスキャンすると、ローラーの摩擦で汚れでしまう恐れがあるので、
キャリアシートと呼ばれるシートに挟んでスキャンすると、写真を汚さずにスキャンできます。
現像した写真は保存状態が悪いと色あせてしまうので、デジタル化してきれいなまま保存しておくと安心ですね。
雑誌や取扱説明書などの冊子を裁断して管理する
雑誌や取扱説明書といった冊子は、気が付いたらどんどん増えていきますよね。
もちろん、冊子類も裁断してしまえばスキャナーでスキャンすることができます。
裁断機も手軽に買える時代になりましたので、スキャナーとセットで持っておくと何かと便利です。
マンガのコミック本も、どんどんスキャンしてスマホやタブレットに詰め込めば外出先でもいつでも読むことができます。
読むか読まないか分からないけど捨てるのはもったいないから積み続けているマンガや雑誌、たくさんありますよね。
相当な重さになって邪魔だなと感じている人はスキャンすれば今すぐにでも身軽になれますね。
イラストをデジタルデータに変換する
手書きのイラストをスキャナーでスマホやPCにデジタルデータとして取り込むと、画像編集ソフトやイラストソフトで着色などができるようになります。
クリエーター向けのソフトで着色すれば、一気にプロっぽい作品に仕上がりますよね。
すでに板タブや液タブで絵を描いてる人でも、細かい輪郭を描くのが苦手でしたら、
手書きでササっと輪郭をアバウトに書いてスキャンして、PCやスマホでデジタル着色するやり方がおすすめです。
クラウドサービスに連携する
最近のスキャナーはインターネット(WiFi)につなげることができるので、スキャンしたデーターをそのままクラウドサービスに送ることができます。
Google DriveやEvernote、Dropboxのようなストレージに送ればスマホの容量を気にしなくていいですし、
名刺データならEight、写真データならGoogle Photos、会計書類ならfreeeなどのクラウドサービスに直接連携できます。
毎回パソコンやスマホ経由で連携する必要が無いので、とてもラクですね。
家族など他の人と共有する
メールやLINEに、スキャンした画像データを付けて他の人に送ることもできます。
子どもが学校から貰ってきた急ぎのプリントを仕事中の両親に送信したり、
遠方に住むおじいちゃんおばあちゃんのケータイに、子どもが描いた似顔絵をスキャンして送ることも簡単にできます。
テレワークのお供に
テレワークが普及してきた今、オフィス以外の場所で仕事をする機会も増えています。
そんな時、オフィスにしか書類が無いと困りますよね。
あの書類を確認するためだけに出社する、なんてことは非常に効率が悪いです。
あらかじめ外でも使うであろう書類をいくつかスキャンしておけば、外出先でも見ることができるのでスムーズに働けるようになります。
逆に、持ち運び用のスキャナーを鞄に忍ばせておけば、外出先で手書きした図などをスキャンしてオフィスにいる同僚に送ることもできますね。
誰にも見られたくないものを隠す
家族や友人に見られたら困る紙ってありませんか?
例えば昔書いた秘密の日記帳とか自作のポエムとかです。
見られたくないなら捨てればいいんですけど、思い出の一つなので捨てられない。でも何かの拍子で存在がバレて見られたら困る。
そんなときは、スキャンしてデータ化してスマホやパソコンの中に保存しておけばいいのです。
スマホにはロックをかけておけば他人に見られる心配はありませんから、日記帳そのものはシュレッダーして捨ててしまえばいいわけです。
以上、10個の利用例を挙げてみました。
まだまだ多彩な利用例があると思いますので、ぜひ一度はスキャナーを使ってその利便性を体験してみてください。
とは言っても購入するには少し高価な商品なので、最初はレンタルから始めてみるのもいいですね。数千円から利用できます。
「スキャナー」で検索するとレンタルできるスキャナーがヒットしますので、気になったスキャナーがあればレンタルしてみてください。