あなたはSIM派?それともポケットwifi派?
現代社会では海外でもネットは必須ですよね。一昔前はホテルのネットさえあれば夜にメールチェックするだけで良かったものですが、
キャリア(docomo、au、SoftBank)のネットをそのまま海外で使うこともできますが(国際ローミング)、例えばdocomoの「海外パケ・ホーダイ」は1日最大2,980円と通信費がとんでもなく高いので、よほどのお金持ちじゃないと怖くて使えません。
あとdocomoにはもう一つ「パケットパック海外オプション」というサービスもあり、これは国内の残り通信容量を海外でそのまま使えるというサービスなのですが、1日980円かかります。
残り通信容量を消費する上に、さらに1日980円かかりますから、決してリーズナブルとは言えないプランだと思います。
ということで、キャリアを除いた選択肢は2つ。
- 現地で使えるグローバルSIMを購入して使う
- 現地で使えるポケットwifiをレンタルする
私はポケットwifiをレンタルする派なのですが、SIMかレンタルwifiどちらも一長一短があります。
今回は、SIMとレンタルwifiのメリット・デメリットを紹介しますので、どっちにしようか迷っている方はぜひ参考にしてください!
目次
海外旅行(出張)ではグローバルSIMの購入とレンタルwifiどっちがいい?
ざっくりとそれぞれの特徴を挙げてみます。
<グローバルSIM>
- 他に何も要らないので、身軽
- レンタルwifiより利用料が安い
- 通信が安定しない場合がある
- SIMフリー端末が必要
- 設定を自分でやらなければならずハードルが高い
<レンタルwifi>
- ルーターの設定が一切不要で電源入れればすぐ使える
- 変圧プラグが付いてくる
- 複数人で使える
- 機材(モバイルルーター、充電器など)が増える
- ルーターのバッテリーが切れたら通信できなくなる
- 利用しなくても日数分のレンタル代がかかる
グローバルSIMは安価だが上級者向け!SIMには当たりハズレや地雷もある
グローバルSIMは、ポケットwifiをレンタルしたり、キャリアの国際ローミングを使用するよりも安価で利用できることがほとんどです。
料金体系には2種類あり、
- プリペイド式(必要な分だけ事前にチャージ)
- 従量課金式(使った分だけ自動で課金され後払い)
です。自分に合ったSIMカードを選ぶと良いですね。
プリペイド式なら以下のMightySIMが有名ですね。
世界100カ国以上をカバーしていて、必要な分だけ事前にチャージするタイプです。
なお、グローバルSIMは現地で購入することもできますが、設定方法などを専門用語を交えながら現地語で聞いて理解して自分のスマホに設定する必要がありますので、
渡航先の現地語に自信のある方以外は、事前にAmazonなどでSIMを購入しておくほうがスムーズですね。
なお、グローバルSIMには、当たりハズレがあることもまた事実です。
そのSIMがどんな通信網を使っているのか正直なところ分からないので、実際購入しても現地で全然電波を拾わないだとか、3Gばっかりで低速通信しかできないだとか、そういう通信の質が低い事例もあります。
私も出張で何人かと一緒に海外に行った際、一人が事前に現地で使える(はずの)SIMを購入してきたのですが、実際に現地では途切れ途切れでしか電波を拾わず使い物にならなかったということがありました。
私のレンタルwifiは普通に通信できていたので、その方には私のwifiを一緒に利用してもらってなんとか凌ぎましたが、こういった例もあるのでSIMの見極め能力も必要になってきます。
よって、グローバルSIMは安価で身軽(他に機材が不要)なことがメリットですが、上級者じゃないと使いこなすのは難しいかもしれませんね。
レンタルwifiは初心者におすすめ!ただしルーター機材で荷物が多くなるのが難点
一方でレンタルwifiは初心者におすすめです。
ルーターを借りて、現地で電源を入れるだけですぐにwifiが使えるからです。(ルーターの設定は不要です)
しかも、複数人で同時にwifi接続できます。これも大きなメリットですね。
また、空港でレンタル・返却が可能ですので、スムーズな受け渡しができますね!
料金に関しては渡航先にもよりますが、1日あたり1,000円前後の料金設定が多いです。
1,000円と言えば、冒頭で少し述べましたドコモの「パケットパック海外オプション」とほぼ同じ価格です。
ただし「パケットパック海外オプション」だと使った分だけ国内の通信容量が減ってしまうので通信容量を気にしておかないといけませんが、レンタルwifiなら通信容量を気にする必要がありません。
どれだけ使っても大丈夫です。(動画などで使いすぎると速度が制限される場合がありますので、やり過ぎには注意してくださいね。)
一方でデメリットもあります。それは、機材が増えることです。
ただでさえ荷物が多い海外旅行なのに、wifiを使うためにポケットwifiルーター本体・充電器・変圧プラグ
の3点セットが付いてきます。機材はレンタルするときにポーチに入れてくれますが、大体10cm×20cmくらいの大きさと考えてください。
これが最大のデメリットです。邪魔なんですよね。
あとは、ルーターのバッテリーが切れたら通信ができなくなるので、モバイルバッテリーの携帯もほぼ必須です。これも地味に痛いですね。
ただ、充電用に変圧プラグが付いてくるので、万が一「変圧プラグを持ってくるの忘れた!」という場合に代用できるという小さいメリットもあります。
そして、返し忘れにも注意です。
一切使っていなくても、1日あたり固定の利用料がかかりますので、帰国したらすぐに返却する必要があります。
もし返却を忘れて家に持って帰ってしまうと、次の日に1日分の延滞料が加算されてしまいますよ。
レンタルwifiは以下の3つがリーズナブルな価格でオススメです。
テレコムスクエア(Wi-Ho!)は、私がいつも利用しているレンタル会社で、これまで何かトラブルがあったことは一度もありませんでした。
グローバルWiFiは、高速通信4G-LTEでの提供エリアが88の国と地域で業界最多クラスです。一度だけ利用したことがありますが、快適に通信できました。
イモトのWiFiは、CMでもおなじみなので目にされた方はたくさんいらっしゃると思います。世界200以上の国と地域をカバーしており、料金もお手頃価格になっています。
まとめ
今回は、海外旅行(出張)へ行く際は、グローバルSIMの購入とレンタルwifiどっちがいいか、ポイントをいくつか記載してみました。
SIMとレンタルwifiは一長一短なので、自分がどっちに向いているのかぜひ検討してみてくださいね!
ちなみに私は冒頭でも書きました通りレンタルwifi派です。SIMはちょっと上手くいくか博打的なところもあるので…。