スマホ(Android)のウイルス対策していますか?
パソコンではウイルス対策は必須で、何かしらのアンチウイルスソフトを入れている方が大半だと思いますが、
スマホ(Android)ってどうなんでしょうか?
私は一応アンチウイルスソフトを入れていますが、自己防衛できる人なら不要なんじゃないかと思っています。
今回は、そんな話をしたいと思います。
目次
そもそもウイルスの感染源って何だ?
ウイルスとは、広く言えばユーザーの意図しない不正な動作をするプログラム全般のことを指す言葉ですが、
マルウェア、ランサムウェアなども広義ではウイルスの一種で、クレジットカード番号などを抜き取るフィッシング詐欺も広義ではウイルスの一種とみなされています。
また、盗聴(通信の盗み見)も深刻なリスクの一因です。
スマホでいうと以下の4パターンがウイルス等のリスクに晒される危険な行為に該当します。
- 怪しい(提供元不明)アプリをインストールしてしまう
- メールなどに書かれた怪しいURLをクリックしてしまう
- 本物に見せかけた偽サイトで、ログインしたりクレジットカード番号を入力したりしてしまう
- 暗号化されていない公衆wifiにそのまま接続してネットを使う
スマホ(Android)を利用する際はこの6点に気を付けるべし
以下の6点に気を付けていれば、ウイルス等のリスクは限りなく低くなると考えていただいて構いません。
アプリはGoogle Playストアからのみインストールする
アプリはGoogle Playストアにあるアプリのみインストールするようにして、Google Playストア以外から入手したアプリはインストールしないようにしましょう。
怪しいメールにアプリが添付されていたり、アダルトサイトなど怪しいサイトを閲覧している場合に提供元不明アプリのインストールを促される場合がありますが、絶対にインストールしないようにしてください。
怪しいメールのURLや、添付ファイルは絶対に開かない
身に覚えのない送信元からのメールや、SNSでよく分からない人からのダイレクトメッセージなどで怪しいURLを送られた場合は、絶対にクリックしないようにしてください。添付ファイルを開くのもNGです。
マルウェアやランサムウェアの標的になる可能性が非常に高いです。
公式を装ったメールのURLは開かない、ログインしない
YouTubeやTwitterなどのSNS、クレジットカード会社などの公式を装ったメールで、パスワードの再設定をしろという旨のメールが来たら、要注意です。
基本的に、企業がいきなりパスワードの再設定を強制してくることはまずありません。
メールに記載されたURLが本物のページに似せた偽のページであった場合、ログインすればユーザー名とパスワード情報を抜き取られてしまう恐れがあります。
本物か偽物かをパッと見分けるのが難しいのですが、同様のメールが来ている人がいないか、Twitterなどで呼びかけて確認する方法が望ましいと思います。
無料のフリーwifiには接続しない
暗号化されていない(パスワードや、ログインが必要ない)公衆wifiの場合、通信データが平文(暗号化されずそのまま垂れ流し)で送信されているため、内容を他人が傍受(盗聴)することができます。
無料のフリーwifiには接続しないのがベストですが、どうしても接続しないといけないような場合は、VPNサービスを利用するなどしてセキュリティーを強化しましょう。
OSのセキュリティパッチ、アップデートを最新に保つ
OSのソフトウェアアップデートは常に最新の状態に保ちましょう。過去のセキュリティリスクを修正したパッチが当たっていない場合はウイルスなどの標的になるリスクが高まってしまいます。
画面のロックは必ず設定しておく
スマホには必ずロックをかけておきましょう。ロックをかけていないと、あなたのスマホを第三者が勝手に操作できてしまいます。盗み見だけでなく、知らず知らずの間に不正アプリを勝手にインストールされてしまう可能性もあります。
ロックは指紋などの生体認証ができるスマホであれば、生体認証にしてきましょう。
生体認証に対応していないスマホであれば4桁のPINコードの入力になりますが、誕生日4桁などの推測できる番号には絶対にしないようにしましょう。
以上6点を徹底していれば、アンチウイルスソフトが無くてもリスクはほぼ無いと考えても大丈夫です。
ただし、過去には例外も…最近ではGoogle Playストアのアプリからマルウェアが検出
今年の8月に、ダウンロード数1億回を突破する人気アプリ「CamScanner」にマルウェアが見つかったとして、急遽Google Playストアから該当アプリが削除されるという事態が起こりました。
ちなみにこのニュースの発表後、アンチウイルスソフトをインストールしているユーザーはアンチウイルスソフトが警告を出してくれたのですぐに気づくことができたのですが、
このニュースを知らなくて、かつアンチウイルスソフトを入れていないユーザーは、しばらくの間マルウェアに感染したアプリを使い続けることになってしまいました。
こういったリスクも稀ですがあり得ますので、もし念には念を入れたいユーザーはアンチウイルスソフトをインストールしておいた方が精神衛生上、良いかもしれませんね。
アンチウイルスソフトって何をしてくれるの?
ちなみに、アンチウイルスソフトってどんなことをしてくれるのかを少し紹介してこの記事を終わろうと思います。
私はPC用にノートンのライセンスを購入したのですが、3台版という3ライセンス商品があったので、こちらを購入してスマホにもノートンを入れました。
スマホに入れたアプリはノートンモバイルセキュリティというアプリで、以下はそのアプリの画面です。
マルウェアがいないかどうかのスキャンをはじめ、個人情報を収集していると思われるアプリを表示して怪しいものはアンインストールを促してくれたりします。
また、今接続しているwifiが安全かどうか(盗聴のリスクがないかどうか)のチェックや、Webブラウザの保護を行ってくれ、フィッシングサイトなどの怪しいURLに行こうとした場合に警告を出してくれたりします。
アンチウイルスソフトはこういった働きをしてくれていますので、安心度はかなり向上しますね。
なお、パソコン(Windows)版のノートンはこちらの記事で書いていますのでよろしければこちらもどうぞ。
まとめ
今回は、スマホ(Andorid)にアンチウイルスソフトって必要なのかどうかの私の見解をお話ししました。
自己防衛できる人はアンチウイルスソフトは不要だと私は思いますし、自己防衛に自信が無くても以下のような方はアンチウイルスソフトは不要だと考えます。
- アプリをほとんどインストールしない
- 知人とのLINEやYouTubeくらいしかスマホの用途が無い
- ネットはYahoo!ニュースくらいしか見ない
- メールは一切チェックしない(メールが全く来ない)
それでも、やっぱり不安だという人はアンチウイルスソフトの導入を少し検討してみると良いでしょう。