Docker Desktopではたくさんのコマンドがありますが、
よく使う以下のコマンドだけ覚えておけばとりあえずは大丈夫です。
私自身の備忘録も兼ねて、よく使うコマンドを一覧にしました。
なお、公式リファレンスは以下にありますので、他の全コマンドを知りたい方はこちらをご覧ください。。
http://docs.docker.jp/engine/reference/commandline/index.html
目次
Docker Desktopでよく使う11個のコマンド一覧
docker pull | コンテナのイメージをダウンロードします |
docker ps -a | 作成済みのコンテナを一覧表示します |
docker run -it | コンテナを作成し、起動します |
docker stop | コンテナを停止します |
docker start | コンテナを起動(再開)します |
docker attach | 実行中のコンテナにアタッチします |
docker rm | コンテナを削除します |
docker rmi | コンテナのイメージを削除します |
docker images | ダウンロード済みのコンテナのイメージを一覧表示します |
docker cp | ホストとコンテナ間でファイルやフォルダ全体をコピーします |
docker commit | コンテナからイメージを作成します |
docker pull
コンテナのイメージをDocker hubなどからダウンロードします。
docker pull <イメージ名>
例:
docker pull mcr.microsoft.com/windows:1909
で、Windowsの1909版がダウンロードされます。
docker ps -a
コンテナを一覧表示します。
docker ps -a
-aを付けると停止中のコンテナを含めたすべてのコンテナが表示されます。
-aを付けない場合は起動中のコンテナのみ表示されます。
docker run -it
コンテナを起動します。
docker run -it <イメージ名>
指定したイメージ名が未ダウンロードの場合、自動でダウンロード(Pull)が始まります。
-itを付けると、コンテナ起動後に自動的にターミナルに入ります。
-itを付けない場合は、コンテナを起動するだけで処理が終了します。
例:
docker run -it mcr.microsoft.com/windows:1909
を実行すると、
- Windowsの1909版がダウンロードされ
- コンテナが起動し
- コンテナ内のコマンドプロンプト(cmd.exe)が起動します
docker stop
コンテナを停止します。
docker stop <コンテナID>
コンテナIDは、前述の「docker ps -a」コマンドで確認できます。
コンテナIDをスペース区切りで複数指定して、一度に複数のコンテナを停止させることもできます。
docker start
コンテナを起動(再開)します。
docker stop <コンテナID>
こちらのコマンドも、コンテナIDをスペース区切りで複数指定できます。
docker attach
起動中のコンテナにアタッチします。
docker attach <コンテナID>
停止中のコンテナにはアタッチできませんので、起動してからアタッチしてください。
docker cp
コンテナとホスト間でファイルやフォルダをコピーします。
- ホストからコンテナへコピー
docker cp <ホスト側のパス名> <コンテナID>:<コンテナ側のパス名>
- コンテナからホストへコピー
docker cp <コンテナID>:<コンテナ側のパス名> <ホスト側のパス名>
docker rm
コンテナを削除します。
docker rm <コンテナID>
コンテナIDをスペース区切りで複数指定できますが、間違って消したら元に戻せないので慎重に指定してください。
なお、起動中のコンテナは削除できませんので、停止させてから削除してください。
docker commit
コンテナからイメージを作成します。
docker commit <コンテナID> <イメージ名>:<タグ>
タグとはバージョン用の値です。
同じイメージ名で異なるタグを付けることで、バージョン管理することができます。
docker images
取得しているイメージを一覧表示します。
docker images
docker rmi
イメージを削除します。
docker rmi <イメージID>
イメージIDは前述の「docker images」コマンドで確認できます。
コンテナIDをスペース区切りで複数指定できますが、間違って消したら元に戻せないので慎重に指定してください。
よく使うコマンドは以上です。
他にもたくさんありますが、まずはこれらを覚えておくといいでしょう。